鍋も釜も‥‥
事故で骨折したお義母さんは、いよいよリハビリを開始した。
足がええよーに動かんけん、体を支えるのに腕に力がいるし、目がまわりそうなぐらい大変なんじゃと言いながらも毎日頑張っている。
まだ自由に動き回る事はできないので、病院へ通って不自由が少ないようにお世話をしている私だが、そんな時間の中で他愛ない事など色々と話ができるのが何よりだ。
なんたって、こっちのお母さんは、頭はバリバリに冴えてるもんねー(^_^)
先日もその会話の中ですんごいおもしろい一言を頂いた。
私はうちの回りにいる野良猫の事を話した。
私達が留守の間、猫達はすっかり我が家のように庭や玄関でくつろいでいるとか、季節になると裏の隅の方や物置の中に入って子猫を産まれて困る事などを。
うちで何回か勝手に出産した猫
特に子猫は、可哀想なんで無理やりつまんで放り出すわけにもいかないから、親猫がどこかに連れて行くまで色々やって待っているんですと。
すると、お義母さんは、
ほんまにな~、野良猫に居つかれても困るしな~。
へーでも、女ひとりで産んでから、
鍋も釜も持っとらんのに子を育てよんじゃけー、
そりゃ~猫はえれ~で~。大変なことじゃ~で~。
うーーっ。ツ、ツボに‥‥キタ━━━━(^∀^)━━━━!!!!
鍋も釜も‥‥ 鍋も釜も‥‥ 猫が持ってたらそれは怖いぞー。
あ、最近は鍋に入ってる猫もいるけど。(笑)
昔の人の言葉には時々、頭の中をスコーンと抜けていく知的な刺激がある、と思う。(笑) 今回のこのフレーズも私のボキャブラリーに追加し、のちのちパクらせてもらおっと。