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2008年06月24日 - - - 本

女性の品格


去年ベストセラーとなった「女性の品格」
半年前ぐらいに試しに図書館で予約をしてみたら180番目という数字だったので、うーんいつになるかしら~とのんびり構えていたら先週順番が来た。本の数が多いので意外と早かったのね。

小さい本なので一気に読んでしまったが、女性としてというより、人としてのマナーとか人との関わり方など、私達が子供の頃からそれが正しいとされ教えられてきた大切な事が書かれていた。
皆がこれを実践しようと日々努力すれば、素敵な世の中になるはずなんだけどな~。

しかし、決して目新しくない内容の本なのに、どうしてこうも売れたのかと不思議になる。やっぱり品格ブームに乗ったのが勝因か?
案外若い人には新鮮なのかもしれない。

細かいノウハウの部分はたくさんあったがそれは置いといて、文中にまとめのような文章があったので抜粋してみた。



人間は生まれながらに平等です。かけがえのない存在として侵すべからず人権を与えられています。しかしそのことを自覚し、少しでも自分を磨き、人のためになることをしようと努力するか、いい加減に投げやりな日を送るかで、人間の格は違ってきます。
日々のよい行いを続けることによって大きな違いが生れてきます。



わかっちゃいるけどやめられない。なんて言い訳ばかりしてないで、私も品格のある人間を目指して生きていかねばっ。キラキラッ☆

でも実は、本のある部分で撃沈したのだ。


「品格のある女性は贅肉をつけない」


うぐっ    ‥‥。   





2008年02月28日 - - - 本

陰日向に咲く

泣き芸でおなじみの、劇団ひとりさんが書いた本「陰日向に咲く」を読んだ。
ベストセラーとなり映画化もされて人気の本だが、図書館で予約していたら案外すぐに順番が来たのだ。
タレント本だからどんなんかな~と思っていたが、文章は凝りの無い話し口調でとても読みやすい。
全体はオムニバス形式で、情けない登場人物達が不器用に傷つきながら生き、最後に必ず泣かせるオチがある。
小説としてはなかなかのものとなっていたのでちょっと驚いた。
ひとりさん、やるな~。


ただし、このての話はもっと上質なものを今までさんざん読んで泣いてきたので、それほどの感動はなかったのだが‥‥。
内容も、もちーとこねてもいいかもね~。(イヤなおばさん(^_^.))

映画の方はV6の岡田くんがダメ男を演じるているらしい。
美形のダメ男ってのはおもしろそう。
レンタルで出たら借りてみようっと。


2007年05月17日 - - - 本

時実新子 有夫恋

昨日図書館で久しぶりに時実新子さんの本を何冊か借りてきた。
彼女は岡山県生まれの川柳作家、エッセイストとして有名な人だが、この3月に肺がんで亡くなった。昭和4年生まれの昔の女性とは思えない、情熱的な川柳が好きだったのでとても残念だ。

私が最初に彼女の名前を知ったのは、「有夫恋(ゆうふれん)」という本。
夫有る身の恋という過激なタイトルは、当時の金妻ブームその後の主婦達をあおりベストセラーとなっていた。

最初はこの売らんかな風のセンセーショナルなタイトルに軽い嫌悪感があり、実際に手にとって読んだのはブームが去った後だったのだが、そんなもんを吹き飛ばすような生き生きとして激しい川柳に感動した。そして川柳とまた違う、ひょうきんな顔を見せる彼女のエッセイなどを読んでますます好きになってしまったのだ。

有夫恋の中でも一番インパクトの強かった句がこれ


 「凶暴な愛が欲しいの煙突よ」


煙突って・・ すげーよなー 迫力あるわ。うん。
後、特に気に入ってるのが

 「心奪われ阿呆のような時流れ」

 「男の嘘に敏感なふしあわせ」

 「どうぞあなたも孤独であってほしい雨」

 「慕われているしあわせの髪を梳き」

 「何でも二つ並べてしまう淋しがり」

 「爪を切る時にも思う人のあり」

 「泣いた泣いた泣いた沢山泣いたたくあんかじる

(時実新子『有夫恋』不倫の光と影 朝日新聞社 昭和62年刊より)

もっと激しいのもたくさんあるんだけど、照れるので。(*^_^*)
ほんと、うちの半ボケばーちゃんと同じ世代の人なのに、
これだけのものが書けるってすごいと思う。


このサイトに行くと川柳おみくじがあります。

時実新子の川柳大学