花様年華サントラCD
キムタクの「2046」をDVDで見た時に、このウォン・カーウァイ監督の前の作品になる「花様年華」を見ていないと意味がわからんという話なので試しに見てみた所、どっぷりとその世界にはまってしまった。
映画の感想は時間がある時に映画のカテゴリーで書くとして、これ音楽がとてもいいのでサントラ版のCDが欲しくなり、しばらく狙ってやっとヤフーのオークションで安値で落とした。
カードもついてる日本版のやつだー。待ったかいがあったぞ。
出演しているトニーレオンとマギーチャンの、その苦悩のバックで流れてくる曲は「夢二のテ-マ」。日本映画の曲らしく、作った人も梅林茂という日本人だと知った。このバイオリンが切なくていいんだよね~。
さらに特筆すべきは、この映画の雰囲気を形成する上で、もうこれしかないだろうという、「キサス・キサス・キサス」をはじめとするナット・キング・コールのラテン。心の琴線に触れるっていう生半可なもんじゃなくて、ぐっとくるツボを大きなシャベルでぐりぐり掘られているようにいいぞっ。あう~。(´ー` )
ラテン系の曲は亡くなった父親が大好きだったので、私も小さい頃からよく聞いていたのだ。確か日曜日にNHKのラジオか何かでもラテンの番組があったような気がするような。
晩酌で酔って、この曲はこんな映画に使われていて、ストーリーが云々といつまでも話をしていたっけ。病院でほとんど寝たきりになってしまってからも、カセットに録音したものをずっと聞いていた父親。だから、なんか特別なんだよね。
そして、このサントラを聴きながら映画の場面を反芻し、久しぶりに胸がキュ~ンとなっている自分がちょっとうれしい。
年をとってくるとやはり感性が鈍化していくのか、感動するポイントだぞーっというのはわかっているはずなのに、若い時のようにズズズドーンとはこなくなってしまっているからねえ。
よし、今度はナット・キング・コールのラテンばかりのやつを狙ってみよっと。
You Tube 「花様年華 夢二のテーマ」
http://jp.youtube.com/watch?v=Pa0JAvjx05c
「キサス・キサス・キサス/ Nat King Cole」
http://jp.youtube.com/watch?v=bBmZ1pgYdcc
視聴可サイト
「夢二のテーマ」
http://www.tsutaya.co.jp/item/music/view_m.zhtml?pdid=20025365
「キサス・キサス・キサス」
http://www.tsutaya.co.jp/item/music/view_m.zhtml?pdid=20090222
コメント
▼ 投稿者: ヒロリ | 2009年08月31日 03:40 ▼
ストレートな感想にグッときました。。。♪キサス~♪のシーン、映像と音のタイミング 凄すぎです!! ふなさんの感性 鈍ってないです! ウォンカーワァイの音楽の使い方、がセンシティブなだけです^^ 最近は再度「恋する惑星」にハマッてる私です。。。
ご覧になってるでしょうが、「欲望の翼」オープニングの・・タバハラスもたまらないです~ エモーショナルな音楽は苦手でしたが、思い出etc・・年齢を重ねると郷愁 もいとおしくなってきました^^
▼ 投稿者: ヒロリ | 2009年08月31日 04:18 ▼
・・・・すんごく私的なコメント失礼しました・・
んでまた、私的ですがカーゥアイ監督の・・・まあとにかく、いつも自分の人生とリンクしまくりで 余計にリスペクトしちゃいまして・・・・
こーいうバカな人に グイ~ンとくるお勧め(ジャンル問わず) があったら教えてください^^
また来ます~
▼ 投稿者: ふな | 2009年09月01日 01:50 ▼
ヒロリさん、はじめましてかな?
コメントありがとうございます。(^o^)/
花様年華、いいっすよね~。あの世界観がたまらんです。
何度見てもいい。ストーリーも台詞も知ってるのに浸ります。
でこれ、わかる人と、まったくわかんない人とが極端なんですよね。
実は最近、ナット・キング・コールのラテンばかりのCDをネットで買った所です。(笑)
私は他にあんまり映画は見ない方だし、ミーハー映画も好きなんで、お勧めがあれば私が知りたいです~。